検査結果を聞いたあと、「すでに感染しているのに、接種にどんな意味があるのだろう」という疑問が生じることがあります。答えを理解するには、今回の検査で確認したことと、ワクチンがこれから予防しようとすることを区別する必要があります。

陽性の結果は、何を教えてくれますか?
HPV検査と子宮頸部の細胞診は、目的が異なります。HPV検査はウイルスに感染しているかどうかを、細胞診は子宮頸部の細胞に異常があるかどうかを調べます。HPV陽性という言葉自体が、がんの診断を意味するわけではありません。検出された型、細胞診の結果、以前の検査歴をあわせて見て、次の段階を決めることができます。
「ワクチンを接種したから、結果の確認は終わった」、あるいは「検査が陽性だから、ワクチンが治療してくれる」と考えないことが大切です。
すでに感染していても、予防できる部分はありますか?
HPVには複数の型があります。一つの型が検出されたからといって、ワクチンが対象とするすべての型に感染したという意味ではありません。接種歴がない、または十分でない場合は、まだ曝露されていない型を予防できる可能性について相談できます。
予防の利点は、年齢・過去の接種・曝露の可能性など、個人の状況によって異なります。すべての陽性の患者さんに、同じ利点や同じ接種計画が当てはまるわけではありません。製品ごとの韓国国内の承認範囲と、現在の接種基準を確認する必要があり、海外の支援対象年齢や接種回数をそのまま適用しません。
相談のときに準備する情報は何ですか?
- 検査結果の用紙と以前の結果 「陽性」という言葉だけを覚えておくより、検出された型と細胞診の結果を一緒にお持ちください。再検査または追加検査を案内された場合は、その予定も確認します。
- 過去の接種記録 どのワクチンを、いつ、何回接種したかを確認します。記録が不確かな場合は、自分の判断で最初から打ち直すと決めず、相談してください。
- 妊娠の可能性とアレルギー歴 妊娠中か、妊娠を計画しているか、以前の接種やワクチンの成分に重度のアレルギー反応があったかをお知らせください。接種の時期と適否を判断するために必要です。
接種のあとも検診は必要ですか?
はい。ワクチンはすべての発がん性HPVの型を予防するわけではなく、すでに生じた病変を治療することもありません。接種したかどうかとは別に、ご自身の検査結果に合った経過観察の計画に従う必要があります。検査の間隔や、腟拡大鏡検査・組織検査が必要かどうかは、結果と過去の経過をあわせて見て決めます。
予防接種のご案内で、相談の窓口を確認できます。予防と治療の区別は米国国立がん研究所のHPVワクチン資料、接種前の確認と副反応はNHSのHPVワクチン案内を参考にしました。
