下着がわずかに濡れていたり、トイレのドアの前で尿が漏れたりしたとき、受診する程度かどうか迷うことがあります。漏れる量だけを気にして様子を見るのではなく、普段との違いに目を向けてみてください。この記事では、初めて気づいた変化の整理に焦点を当てます。

最初は、どのような変化で気づきますか?
せき・笑い・動きに合わせて少し漏れたり、急に尿意を感じるとともに、トイレに着く前に漏れたりすることがあります。 毎回同じ様子で現れるわけではありません。
- 力が入る瞬間: くしゃみをしたときや物を持ち上げたとき、下着が濡れるかを見ます。
- 急に尿意を感じたとき: 尿意を感じて移動するあいだに、実際の漏れがあったかを区別します。
- はっきり分かりにくい瞬間: 濡れた跡だけでは尿か腟分泌物か判断しにくいときは、起きた状況とほかの症状も一緒に伝えてください。
回数が少ないという理由だけでは原因は分かりませんし、量が少ないからといって、みな同じ段階でもありません。自分でわざとせきをしたり、長く我慢したりして症状を再現する必要はありません。
たびたび尿意があるなら、すでに尿失禁ですか?
尿の回数が多いことや、急に尿意を感じることと、実際に尿が漏れることは、区別する必要があります。 切迫した尿意があっても漏れないことがあり、力が入るときに、はっきりした尿意がなくても漏れることがあります。
これらの変化が一緒に現れることもあるので、「よく行った」と「漏れた」は別に書いてください。排尿時のしみる感じ・痛みまで新しく出たときは、感染などほかの原因も確認する必要があります。症状の名前だけでは治療を選ばない理由です。
受診の前に、何を記録するとよいですか?
漏れる直前の状況と、伴う症状を短く書いておくだけでも、相談の助けになります。 覚えている範囲で記録し、記録を完成させるために受診を遅らせないでください。
- いつから変わったか 初めて気づいたときと、その後繰り返しているか、最近始めた、または変わった薬を書きます。薬は自分の判断で中止しません。
- 尿が漏れる直前に何をしていたか 動き・せきがあったか、先に強い尿意を感じたか、下着やパッドを替える必要があったかを書きます。
- 排尿とともに出た不調 トイレに行った時刻、飲んだ飲み物とおおよその量、痛み・血尿・残尿感の有無も一緒に書きます。
どのようなときに受診すればよいですか?
尿が出ず、下腹部が痛むとき、または発熱・悪寒に側腹部の痛みを伴うときは、すぐ受診してください。 血尿や排尿時の痛みがあるときも、単なる尿失禁としてやり過ごさず、速やかに原因を確認する必要があります。
漏れが繰り返す、または外出・運動・睡眠に影響するなら、少量でも相談する理由になります。最初の診療で、すぐに手術を決めるわけではありません。評価のあとの説明は尿失禁のタイプと治療の選択で、手術を検討することになった場合は尿失禁手術の適応とリスクの確認で詳しくご覧いただけます。
