予定日を過ぎても月経が来ず、検査薬には線が一本だけ。「妊娠していないなら、なぜ月経が来ないの?」「検査するのが早すぎたのかな?」と、考えが行き来することもあるでしょう。
そんなときは、検査薬を何本使ったかよりも、いつ、どのように検査したかを振り返ってみましょう。今日の結果を理解するために必要なことを、順に見ていきます。

線が一本なら、妊娠していないということですか?
製品の説明書で「陰性」と示されている結果か、検査自体が正常にできたかを、まず確認する必要があります。 線で結果を表示する製品には、検査が正常に行われたことを示す確認線があります。確認線が出ていなければ陰性と判断せず、説明書に従って新しい製品で検査してください。
使用期限と結果を読む時間も大切です。時間がたってから使用済みの検査薬を取り出して判定し直すのではなく、製品で定められた時間内に確認してください。表示方法や使い方は製品によって異なります。
正しく検査した陰性の結果でも、時期が早すぎると妊娠を完全には否定できません。尿を使う妊娠検査薬は、妊娠に関係するhCGというホルモンを検出します。妊娠初期には、このホルモンがまだ十分に増えておらず、検出できないことがあるためです。
いつ再検査すればよいですか?
月経予定日が分かるかどうかに合わせて日を決め、陰性でも妊娠の可能性があると思う場合は、数日後に再検査します。
| 今の状況 | 確認したい検査時期 |
|---|---|
| 普段の周期は規則的で、予定日が分かります | 多くの製品は、月経予定日を過ぎても月経が始まらない日から検査できます。製品ごとの使用可能時期も確認してください。 |
| 周期が不規則で、予定日が分かりません | 最後に避妊せず性交した日から少なくとも21日たってから検査するという目安があります。 |
| 結果は陰性ですが、まだ妊娠の可能性があります | 数日待ってから説明書に従って再検査してください。再び陰性でも月経が来なければ受診してください。 |
予定日前に使える製品もありますが、早い時期の陰性結果が、その後の検査の代わりになるわけではありません。前回の検査後に妊娠につながる可能性のある性交があった場合、以前の結果では、その後に妊娠したかどうかは分かりません。
検査直前に尿を出すために水を飲みすぎると、尿が薄まって結果に影響することがあります。検査する時間や尿のかけ方は、使用する製品の説明書に従ってください。
再び陰性でも月経が来ない場合は、どうすればよいですか?
二回目の検査も陰性で月経が始まらない場合は、婦人科で相談してください。 自分だけで検査を繰り返し続けるより、日付と症状を合わせて確認することが大切です。
月経の遅れには、妊娠のほかにもストレス、大きな体重変化、過度な運動、ホルモン避妊など、さまざまな要因が関係することがあります。ただし、「最近疲れているから、そのせいだろう」と原因を決めつけないでください。検査結果だけでは、月経が遅れている理由までは分かりません。
受診前に、次の内容を簡単にメモしておきましょう。正確に思い出せないことは、分かる範囲で話していただいて大丈夫です。
- 最後の月経が始まった日と、普段の月経の間隔
- 妊娠の可能性がある性交の日付と、使用した避妊方法
- 妊娠検査薬を使用した日付と結果
- 新たな痛み・出血、服用中の薬、最近の生活の変化
診察では、こうした内容をもとに再検査や血液検査などが必要かを判断します。検査によって確認できる範囲が異なるため、すべての人が同じ検査を受けるわけではありません。
次の検査日まで待ってはいけない場合もありますか?
妊娠の可能性があり、下腹部の痛みや出血が起きたら、速やかに受診してください。陽性の結果を確認できていなくても同じです。 特に下腹部の片側が痛む場合は、そのことも伝えてください。
このような症状だけで原因を断定することはできませんが、子宮の外に妊娠が成立する異所性妊娠など、早急な確認が必要な場合もあります。検査薬の線の数だけを理由に受診を先延ばしにしないことが大切です。
