「月経の日付を書いてきました。これからどんな検査を受けるのでしょうか?」記録を準備したあとは、診療の流れが気になります。すぐ超音波をするのか、ホルモン検査も必要なのか、先に知っておきたいこともあるでしょう。
開始日、出血が続いた日数、月経と月経の間に出血があった日を書いてきた場合は、そのメモから見ます。この記録は、検査をあらかじめ決めて照合するための一覧ではありません。診察室では、最近の体の状態と生活の変化を加え、まず確認することを絞っていきます。

月経の記録を持っていくと、何から確認しますか?
月経の間隔が変わったのか、出血が長くなったのか、月経と月経の間に別の出血が起きたのかから区別します。 同じ「月経が不順です」という言葉の中にも、互いに異なる変化が含まれているからです。
もともと整っていた月経が最近遅れたのか、長いあいだ間隔が不揃いだったのかも見ます。最終月経日だけではこうした経過が分かりにくいため、以前の記録も一緒に見ます。
問診は、症状と健康状態を尋ねる過程です。最近、体重・食事・運動量が大きく変わったか、ストレスがあったか、避妊の方法や服用中の薬を変えたかなどを確認します。出産・授乳の有無と妊娠の予定も話してください。ニキビがひどくなったこと、体に太い毛が増えたこと、いつもと違う疲れのように、月経とは別だと感じていた症状が手がかりになることもあります。
超音波とホルモン検査は、どちらも受ける必要がありますか?
月経が一度か二度遅れた場合と、何か月も来ない場合では、確認する範囲が異なります。 何か月も月経がなければ、妊娠の有無とともに、甲状腺・プロラクチン・脳と卵巣がやり取りする信号を血液で確認することが多くあります。出血の様子や診察で子宮・卵巣を見る必要があれば、超音波を加えます。
| 確認したい問い | 検討する検査とその役割 |
|---|---|
| 月経がない理由は妊娠と関係しますか? | 尿または血液で、妊娠に関連するホルモンを確認します。検査の時点と症状を合わせて読みます。 |
| 月経を調整するホルモンに変化はありますか? | 血液で、甲状腺機能、プロラクチン、脳と卵巣がやり取りする信号を確認できます。卵巣に残っている卵子の量を推定する検査とは目的が異なります。どの項目が必要かは診療で決めます。 |
| 子宮・卵巣の様子で確認する点はありますか? | 超音波で子宮内膜や卵巣など、骨盤内の構造を見ます。ホルモン検査とは得られる情報が異なります。 |
プロラクチンは母乳の生成に関わるホルモンで、値が高いと月経の変化と関係することがあります。こうした血液検査は、超音波の画像だけでは分かりにくい情報を補います。
反対に、血液の数値だけでは子宮と卵巣の構造をすべて知ることはできません。症状と診察の結果に応じて、異なる検査を組み合わせる理由です。具体的な検査の方法と準備は、予約時または診療のときに確認してください。
検査の一つが正常なら、原因の確認は終わったのですか?
その検査で確認できた範囲と、まだ説明されていない症状を分けて見る必要があります。 超音波で特別な構造の異常が見えなくても、月経の変化が続くときは、経過とほかの検査結果を一緒に見る必要があります。
ホルモンの数値も、結果用紙の正常・異常の表示だけでは読みません。月経周期のどの時点か、どの薬を使っているか、ほかの数値と症状がどうかによって意味が変わります。一部の数値は一時的に変わることがあり、再検査で確認することもあります。
超音波で卵巣に小さな卵胞がいくつも集まって見えても、それだけでは多嚢胞性卵巣症候群とはしません。月経の間隔がどのくらいか、ニキビが強いか、太い毛が増えたか、ホルモンの数値はどうかを一緒に見ます。原因がその場で一つにまとまらなくても、すぐに検査を増やすのではなく、経過を見ながら次に確認する時期を決める場合もあります。
診療が終わる前に、何を聞くとよいですか?
ここまで確認したことと、次に確認することを分けて聞いてください。 原因によって、経過を見るのか、追加の評価や治療が必要なのかが変わります。妊娠を準備しているか、出血や痛みが生活の妨げになっているかも、その後の計画に反映します。
- 今回の検査で何を確認しましたか? 結果が説明している部分と、まだ分からない部分を確認します。
- 追加の検査や再受診は、いつ必要ですか? 様子を見る期間と、その間に記録する変化を具体的に案内してもらいます。
- 予定した診療日より先に来るべき症状はありますか? 新しく生じる痛みや出血など、再び連絡すべき状況を確認します。
